日々のこと

まいにちの暮らしをつれづれ書きます

最終出社日。

きょう、最終出社日でした。
新卒から15年超勤めた会社。

まさかこんな日が来るとは。


といっても、いつもなにかあれば
辞めたい、辞める、といいながらだったけど。
辞める、辞める詐欺を続けながら
とうとうほんとに辞めることになりました。


ふりかえるといろんなことがありすぎて。。。

なにもできなかった新人のとき
コミュニケーション力の高い同期と自分を比べて卑下したり。
「仕事」というだけで緊張しすぎて
むだなことは話しちゃだめかもと、気が張りすぎていたこともあった。
電話を取るのも緊張したり。

自分には難易度の高い仕事を振られて、
その無謀ささえもわからず、やってみて
システム障害に発展してしまったこともあった。

お客さんと、自分よりずっとスキルや経験値の高い協力会社の方たちの間で調整しつつ
自分も開発をこなしながら、いっぱいいっぱいになってた。
毎日自分の無力さに泣きながら、同期と励ましあいながら遅くまで仕事してたこともあった。

技術部門に異動して、カルチャーショックにびっくりしたり。
スタッフ部門の仕事の進め方に慣れなかったり、現場に即してないと苛立ったり。

産休から復帰したあと、また開発に戻って、
ruby on railsをはじめて、スクラムに触れて
チーム開発のたのしさに触れることができた。
年次の割に一番わかってないこともあり、不甲斐なさも感じたけど
つくることも勉強することも楽しくなって
仕事が一番たのしく感じた時期。


そして、気づいたら、会社に来て人と話すのが楽しみになってた。

ひとつの会社のなかでいろんな部署へ行ったけど
自分の経験は、点と点がつながってきているような感覚を感じています。
お客さんと相対する部署から仕事をはじめることができてよかったと思う。
障害を起こしたことも、そのころは苦い(苦すぎる)思い出だけど、
リリースするときに気をつけるポイントがわかるようになったかもしれない。
それぞれ、自分の血と肉になっている気がする。。。


いま、仕事をしていてありがたいと思うのは
人とのつながりができたと思えたこと。

一緒に仕事してた人と結婚すると思ってなかったし、
辞めるにあたってお世話になった人にメールしようとしたら
あまりにたくさんの人の名前が出てきてびっくりした。
メールを出して返ってきたあたたかい言葉にほっこりしたり。

会社に毎日いくことで、いろんな人に会えてたんだなと思う。
人に助けてもらってばかりの日々だった。
少しは人に返せてるかな。


↓ お世話になった後輩さんにいただいた、かわいかわいいお菓子。



このつながりを大事にしていきたい。

こどもの成長が早くて、
昨日できなかったことが今日はできるようになるように、
こどもが最後にベビーカーに乗ったのは
果たしていつだったかわからなくなるくらい
成長がはやかったりするように、
こどもだけじゃなく、ときの流れは実はとってもはやい。

辞めるとき、この人とはもうなかなか会えないかも、と思うと
もう当分話せなくなってしまうから
下手したら最後かもしれないから、
恥ずかしがってる場合じゃないから、
ここで話しておかないと、ってことがあった。

今しかない、という感覚を研ぎすまさなきゃ。
目の前の忙しさにかまけてしまうことが多いけど。
逃さないようにしなきゃ。
そんなことも思った。


お昼をずっとご一緒していた後輩さんから
最終日にカードいただきました。
帰り道にそれを読んだら胸いっぱいに。


会社を辞めるとき、感謝の気持ちで辞めることができて、よかった。
そうできた自分を、少しは自信持ってもいいような気がしてます。


まとまってないけど、ひとまず
最終出社日のきもちのスナップショットを書いてみました。

お世話になったみなさん、ありがとうございました、の気持ちをこめて。