台風が過ぎたあとの祝日、10/14に、DevFest Women Tokyo 2019のカンファレンスへ行ってきました。
どんなイベントかというと。
開催概要から抜粋します。
DevFest Women Tokyoは、Diversity(多様性)とInclusion(認知と尊重)を強調したテクノロジーカンファレンスです。
本カンファレンスの登壇者は女性アイデンティティの方に限定しています。
登壇者はみな、女性アイデンティティの方、
参加者もほとんどが女性という、少し珍しいテクノロジーカンファレンス。
たくさん刺激を受けました!
イベントのツイートまとめからも、熱気が伝わってきます。
https://togetter.com/li/1417217
オープニング
オープニングでの運営の方の言葉から。
あなたが見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい
自分から、という姿勢が心に響きました。
私の行動宣言 #BeEqual IBM 戸倉彩さん
VSCodeの連載されてて気になっていてお話を聞きたかった方です。👩💻DevFest Women Tokyo 2019 Keynote「私の行動宣言 #BeEqual」資料を公開しました。ツイート & コメント有難うございます!https://t.co/T49POH0MuK#DevFestWomen #女性エンジニア #技術者 #開発者 #女性 #働き方 #ダイバーシティ pic.twitter.com/PVeh1Qlefa
— 戸倉彩(とくあや)🥑DevRelエンジニアフレンドリーになるための3C書籍発売📘 (@ayatokura) 2019年10月14日
挫折ポイントをどう乗り越えるか、と、ジャグリング型オペレーションの時間管理の話が印象的でした。
ロールモデルより、メンターやコミュニティの存在が支えになったということにも納得。
それにしても、子育てしていることをカミングアウトされていなかったことに驚きを感じました。
Call for Code
- 折しも台風が過ぎたばかり
- 自然災害が発生した時にdeveloperが協力する活動について
https://developer.ibm.com/jp/callforcode/
キャリア
- 氷河期世代、エンジニアになりたくてもなれなかった
仕事を9回変えている
給料とモチベーションのグラフ
- 2年間休職していた時期結婚&出産(退職) 、フリーランスの時期がある
産休から復帰してから2年間ブランクあってエンジニアに戻るのは勇気がいる
やりたい信念を持っていれば、テクニカルスキルを持っていれば可能性はゼロではない時代
Microsoft退職する時、もったいないと言われたが、新しい挑戦をするからこそ得られるものが大きいことを感じて前進中
職業「戸倉彩」テクニカルライター
- Misrosoft在籍中はできなかった、一般の人が書いていると思ってもらえる
ロールモデルよりも、「メンター」または「コミュニティ」の存在が支えてくれた
子育てをカミングアウト
- 自然体でいられる
- 信頼関係が深まる
- 子育てしながらエンジニアを続けることに関心を持ってもらえる
挫折ポイントをどう乗り越えるか
新しい技術の習得 実務経験・資格
- Visual Studio Code / OSS Contributor
- クロスプラットフォームコードエディタ
- Visual Studio Code / OSS Contributor
キャリアチェンジ 非エンジニア職
- 1回ワンクッション置くことで磨きかけられるかも
- キャリア考える時に、何ができるか考えておく
ジャグリング型オペレーション 時間管理
- 自分、子育て、仕事、介護、地域社会
- 同時並行でそのときそのとき優先順位を変えてジャグリングしていく
自分自身がダイバーシティ&インクルージョンできているか
Be Equal
- IBMの取り組みとしても、大きく取り組んでいる
https://www.ibm.com/thought-leadership/beequal/jp-ja/
- IBMの取り組みとしても、大きく取り組んでいる
-
- 特別扱いではなく、平等に新たなことに挑戦できる場で共に支えあいながら自分らしく生きること
-
- AIの公平性と透明性
- アルゴリズムは公平でなく、作成者の意図が出てきてしまう
"女性ならではの"って何? 生理と女性の社会進出の歴史 ハヤカワ五味さん
女性エンジニアのためのカンファレンス #DevFestWomen にて、
— Madokaちょまど@ITエンジニア兼マンガ家 (@chomado) 2019年10月14日
五味ちゃんのセッション
『"女性ならではの"って何? 生理と女性の社会進出の歴史』 pic.twitter.com/D3n8KGXT4m
twitterで拝見して、気になっていたハヤカワ五味さん。
シスターフッド、という言葉が残りました。
女性どうし争ってる場合ではなく、手を取って進もう、という気持ち。
講演資料を見つけられなかったのが残念。。。
illuminate
- 生理日の入力、LINEの中で生理日の確認ができるプロダクト
- 女性向けのプロダクトは、エンジェルラウンドで投資を受けにくい
女性らしさみたいなものをあえて排除することを意識した
- 女性をターゲットにしたことにより、妊娠する予定のない人とか、いないことにされていた人を意識
- 「妊娠しやすい日」などの表記が本当に必要?
- 女性はピンクが好き?キラキラが好き?を疑って作ったサービス
女性をターゲット
- 人口の半分
- 生理=女=妊娠予定者・異性愛者と思っていないか?
ジェンダー平等と経済
男女平等の落とし穴
- 男性と女性を同じ体と見なすのは無理がある
- 同じ人間とするのは大事
平等にも2種類ある
形式的平等
- ある程度達成されている
- 人はすべて生まれながらにして神の前に平等
実質的平等
- 現実的に存在する不平等に対して、公平の理念に適合した待遇を与えること
- 背の低い人も壁の先が見える状態を達成するための台
優遇して欲しいわけではない、実質的平等を叶えたい
ジェンダー平等の葛藤
「女性らしい仕事を・・・」
- 女性らしさってなに?
女性から女性のハラスメント、女性から男性のハラスメントも気をつけないといけない
- 女性が加害者側になることもありえる
女性同士の分断も気をつけていきたい
- 生理も、人それぞれ
女性同士で順位を争っている場合ではない
- 構造上不利な瞬間はきっとある
- そういう時は仲間同士、手を取ろう
まとめ
- 連携
- シスターフッド
- 知る、選ぶ、考えること。
まだまだ、このカンファレンスについて続きを書きたいのですが、熱量冷めないうちにここまで公開します。