積読の量が深刻になっており、読書術を学びたいと思ったのでこの本を読み始めた。
紙の本で読んでいるけれど、軽く手に取りやすいので読みやすくて良い。
自分が、心に留めておきたい部分のメモを残す。
第1部 選び方
- 技術の習得という観点で、自分のスキルから見て少し難しい本は効率的に学習できる
- 途中で理解できなくなったら、完全に理解することをやめ、最後までざっくり目を通し、その後つまづいた内容を他の資料で調べる
- 「今すぐ読書すること」「状況に応じて柔軟に切り替えること」
- 絶版になった本は図書館を活用する、無関心な分野の本に出会うために「くじ引き読書法」をする
第2部 読み方
- 入門書、専門書、逆引きのように視点が異なる本を3種類くらい読むと実務で使えるレベルになる
- 読んだ本を整理するために読書管理アプリや、Scrapboxを使う
- Scrapboxは、リンクで文書と文書を繋ぐことができる
- 合わない本に時間をかけない
- 少し読んでみて合わない本は「今の自分には合わない」と考えてざっと流し読み
- サンクコストの考え方、すでに発生して取り消しできない費用のこと、サンクコスト(本を買ったコスト)に引っ張られて合わない本を読むことで本を読む時間をかけてしまうのはやめる
- 本を読む目的を決める、当初の目的を達成したら他の部分は後回しにすることも考える
- 本を読むことが目的になってしまって無駄に時間を使ってしまう可能性がある
- プログラミングは目的ではなく手段
- プログラミングについての本を読むときは、最終的に自分が作りたいものを意識して読む
- 汚くても「動くコード」を書く
- ソースコードの読みやすさや保守性を考えて、さまざまな実装方法を試すことは有効
- 本に載っている1通りの実装方法を違う方法で実装してみる
- 技術を見かけたときに、理論を調べる癖をつける
- 何か問題が起きたとき、他の分野に応用しようと考えたときに求められるのは理論
- パラシュート勉強法
- 必要になったときに必要になった分だけを学ぶ方法
- ゴールを考え、それを実現するために必要な方法を考えれば、最短経路で目的を実現できる可能性がある
- 積読は解消しない
- 増え続けないように努力はしている
- 常に本を持ち歩く etc
- 時間制限読書法
- 定めた時間内に1冊を読了するという目標を掲げて読書する
- 連続して集中できる限界値の90分を設定
- 技術書を高速で読むテクニック
- 全部読む必要はない
- 前提知識があるとスピードが向上する(少し背伸びした程度のレベルの本など)
- わかりやすい本からはじめ、たくさん読む
- オーディオブックでインプットを増やす
- 電子書籍のメモをとる
- GoodNotesでノートをとる(1000円程度)
- Notabilityでノートをとる(1000円程度)
- 読書記録のすすめ
- 読書という行為の記録
- 本のタイトル、読書開始日、読了日
- Excel
- Notion
- 一点突破読書法
- 特定の分野の本を複数冊揃えて、集中的に読書する方法
- 読書を助ける便利グッズやアプリ
- 書見台(ブックスタンド)
- Googleレンズ で物理本を撮影するとOCR機能でテキスト化してくれて、テキストを読み上げさせれば強制的にオーディオブック化できる
- Googleレンズは、目の前にあるものを調べてくれるツール
- https://lens.google/intl/ja
- 洋書のページを撮影すれば、英語のまま読み上げできる
- 翻訳モードで英文を翻訳した状態で表示してくれる
- 書見台(ブックスタンド)
第3部 情報発信&共有
- 間違いに気づくためにアウトプットは不可欠
- コミュニティに参加するのも一つの方法
- LTに挑戦する
- 「情報は発信するところに集まる」
- 資料の準備はあたまの整理
- 自分で新たな文章を入力する場合に、音声入力を使う
- 技術書の読書であれば、技術の習得が目的である種、アウトプットが非常に有効
- 学習してから2週間経つと、読んだこの10%、聞いたことの20%しか覚えていない
- アウトプットすると定着率が上がり、90%にまで向上する
- 文章を上達させるための3つの条件「三多」
- ①看多(かんた) 多くの本を読むこと
- ②做多(さた) 多くの文を作ること
- ③商量多(しょうりょうた) 多く工夫して推敲すること
- ①インプット、②アウトプット、③改善
- 常に③改善を意識して、①に生かす
- 文章を考えるのに都合の良い3つの場面「三上」
- 馬上(馬に乗った移動中)
- 枕上(布団で寝てる時)
- 厠上(トイレの中)
- 現在の「創造性の4B」アイデアが生まれる4つの場所や場面
- Bathroom(風呂場)、Bus(移動中)、Bed(寝室)、Bar (ほろ酔い中)
- どこでもメモできるしくみを確立化
- こういった場所でなぜアイデアが生まれやすいか、3つの条件
- 心身がリラックスしている
- ドーパミンが大量に分泌している
- 緊張から解放されてぼんやりしている
- この3つの条件を満たしやすい場所で考える、3つの条件を満たすように工夫する
- レビューもアウトプットの1つ
- 本の内容を紹介する、感想を述べるという行為はすぐできる
感想
いろいろな読書法が紹介されているのを読んで、「自分はなんのために本を読むのか」の見極めが大切だと感じた。
この本を読んで、読書記録をNotionではじめてみた。読んだという行為の記録はNotionに一覧でまとめつつ、1冊ずつの細かい内容のメモは Scrapbox や ブログに書いていくことにした。読んだ内容をすぐ思い出せたり、こんな本を読んできたのだなと達成感を感じやすくなり良い感じなので続けたい。
読書記録は、本書でも紹介されていた Reading list | Notion Template のNotionテンプレートを使って記録している。
書見台もほしくなってきた。
気軽にアウトプットして技術書で習得したことを定着させるサイクルを作りたい。