日々のこと

まいにちの暮らしをつれづれ書きます

転職して1ヶ月半が経ちました

転職して、1月から GMOペパボ株式会社で働きはじめました。
入社して1ヶ月半超経ったので、近況や思ったことなどをつらつら書いていこうと思います。
(入社1ヶ月くらいでブログを書こうと思っていたのですが、気づけば2月も終盤になっていました 汗)

プロダクト

ハンドメイドマーケット、minne のWebエンジニアとして入社しました。

自分自身、縫いものや編みものなど、なにか手を動かしてつくることが好きなので minne はずっと気になる存在でした。
前々職では、昼休みの時間に手芸の好きな先輩方と集まって、会議室でごはんを食べながらなにか作るという手芸部活動をしていたこともありました。(Twitterなどのアイコンは、自分で作ったクリスマスリースの写真にしています)

ハンドメイドに関わる作家さん、作品を購入する方たち、ハンドメイドが好きな人たちの暮らしが、minne を通してたのしいものになっていったり、minne を通して人の輪が広がっていくことに少しずつ貢献していけたらと思っています。

ちなみに minne(ミンネ)の由来は博多弁らしく「見てみんね」「やってみんね」というような言葉がルーツのようです。自分も、ハンドメイドなどで作ったものを「見て見て!」と誰かに見てほしい気持ちがあふれることがあるので、とても気持ちがわかる名前でした。

文化

たくさんの welcome

初出社した日は1/4でした。
その日はとても緊張していたのですが、いざ出社してみると、ランチにお誘いいただいたり、席までたくさんの方がご挨拶しにきてくださったり、初日からたくさんの方とお話することができ、welcomeの気持ちがすごく伝わってきてとてもありがたかったです。
あたたかい気持ちになり、緊張していた気持ちがほどけました。
(ちなみに初出社日は新年の初日だったため、午後はGMOグループ全体の新年会があり、初日から濃い1日になりました。)

入社すると、自分のことを伝える機会がたくさん用意されていました。
事業部のみなさんが集まる会で自己紹介したり、GitHub Enterprise のリポジトリに自己紹介用の Issue を立てることになっていたり、全社メンバーで集まる場で流す自己紹介の動画を撮影していただいたり、全エンジニアが集まる場で自己紹介するなどなど。

自己紹介 Issueを作ると、すぐに歓迎のコメントをたくさん書き込んでいただいたり、趣味やこどもに関するSlackチャンネルにすっと招待していただきました。
自分は麺が好きなので、自己紹介Issueにおいしい麺を教えてくださいと書いたところ、みなさんおいしい麺のお店をたくさん教えてくださったので、少しずつ食べにいこうと思っています 🍜

また、入社後少したって、初めてプロダクトに自分の Pull Request をリリースすることになったときに、Slackのチャンネルで本当にたくさんの方にお祝いしていただきました。
慣れないリリース作業も、3人のWebエンジニアの方と Slack のハドルで繋いで丁寧に説明していただきながら見守っていただきました。
設定ファイル変更の小さな Pull Request だったのですが、無事にリリースできてお祝いしていただいたときはとてもとてもうれしかったです🙌

そのほかにも、日々の中で、はじめてやる設定作業などがあったときなど「よかったら一緒に見にきませんか?」とお声掛けいただいたり、ランチに誘ってもらったり、Notionに書いている日報にコメントいただいたり、「受け入れてもらっている」ということを実感できているのがありがたいです。

自分が入社した後のタイミングで入社された方もいるので、自分がたくさん受け取った welcome の気持ちを次へ繋いでいきたいと思います。

わいわい!

とてもわいわいしている雰囲気があります。
そして社内のイベントも多いです。たとえば、節分の日にはオフィスで恵方巻きが配られてみんなで食べたそうです(その日はリモートだったので私は参加できなかったのですが 💦)

それから、チャレンジした人を賞賛するNice Try! という文化があることを教えていただきました。Nice Try! を意味する「NT!」というSlackの絵文字があります。
失敗したとしても、チャレンジしたりやってみたことに対して、よくやったね、と伝えて賞賛する文化はとてもいいものだなと思います。

しくみ・自動化

様々なことが自動化されて整備されているように感じます。 様々なツールの権限の付与も、Pull Request を出して承認していただくというフローが多かったです。
日々の業務も、Slackのワークフロービルダーなどでスレッドを自動で立てて、そこに内容を書き込んでいく、というようなことが多いようです。

特に便利だなと思ったのは、全社共通でインシデント対応を支援するツールが用意されていることです。専用の bot を呼び出すと、インシデント用の Slack チャンネルを作ってくれて関連者をそのチャンネルに自動で招待したり、タイムキープなどしてくれるようです。
インシデント研修で、実際にこの bot を練習で呼び出させてもらったのですが、インシデントチャンネルが立つと、みなさんが「なんだなんだ」と反応してくれるので、安心感を覚えました。
インシデントが起きているときは通常の心持ちではいられないと思うので、こうして支援してくれるツールがあるというのはとても助かることだと思いました。インシデントのあとにポストモーテムを書くということも定着していて、すごくいいなと思いました。
関連して、1年に1度、インシデント対応演習を行っているということで、1月末にさっそく参加させてもらい、本番さながら緊迫感があり、とても良い体験でした。

働く環境

出社とリモートのハイブリッド

入社して最初の5日間は、入社時の手続き・PCの初期設定・オンボーディングなどで出社することになっていました。
その後は、それぞれの職種や等級などに応じて定められた規定の出社日に従うことになっているようです。規定の日数を超えて出社することも可能です。
今、私は最低でも週1出社、あとはリモートというペースで働かせてもらっています。

ここ2年半くらいずっとフルリモートで働いていたので、入社前は、果たして自分は出社して働くことができるのだろうかという心配をしていたのですが、出社すると、ランチへ行ったり直接しゃべったりすることができるので刺激がありたのしいものでした。また、直接お会いして人となりを知ることができたり、偶発的に人と会って話したりする機会ができるので、出社もいいものだなあと思うようになりました。

一方、私には小学3年生のこどもがいて、こどもの帰宅時間や家事育児などの時間のやりくりを考えると、リモートで勤務しないと働ける時間が短くなってしまうので、リモートで勤務可能であることは本当に助かっていてありがたいなあと思っています。

家の都合で出社しにくかったり夜に開催されるイベントに参加できない日もあり、みなさんとのコミュニケーションのチャンスも逃してしまうこともあり少しジレンマを感じることもありますが、焦らず少しずつ仲良くなっていければうれしいと思っています 😌

オフィス

オフィスがきれいで快適です。オフィスからの眺めがとてもよいです。トイレから富士山が見えておおー!と思いました。
作業途中に飲みものなど買いにオフィスを歩きつつ窓の外を眺めると、とても気分転換になります。

席は、事業部ごとにだいたい座る島は決まっていますが、フリーアドレスになっています。
各席にはモニタが置いてあり、PCをモニタにつなぐと自動給電されるので電源アダプタを家から持参する必要はありませんでした。重くなくて助かる・・。

書籍(物理)は、GMOグループ共通の図書館のような GMO Library という場所で借りることができます。 また、違うフロアにグループ共通のYoursというスペースがあり、そこでは、自分のタンブラーなどを持参するとコーヒーなどのドリンクが無料で提供されます。(入れ物がなければ50円で購入できる)
予約すれば、お昼のビュッフェを無料で食べることができます。
毎週金曜夜は Barタイムなるものがあってお酒も無料で提供されるとか。まだ参加したことがないので近々参加したいです。
とっても手厚いです。

オンボーディング

今もオンボーディング期間中です。
オンボーディングで実施する内容は、オンボーディングリストにリスト化されていて、それに沿って最初にする設定や開発環境構築もろもろを進めていきました(やっとほとんど完了しました・・)
また、オンボーディング用の Slack チャンネルがあり、そこに毎日Slackのワークフロービルダーで自分の作業用スレッドを立てて作業内容を書き込んでいっています。反応やコメントいただいて励みになっています。

今は、入社時期が近いWebエンジニアのメンバー数名でオンボーディングチームとして1週間のスプリントをまわし、Good First Issue に取り組んでいます。少しずつ、minne のソースコードを読んでいっています。

また、Webエンジニアの夕会なるものが毎日夕方に開催されていて、仕事のことや雑談など一人ずつしゃべる場になっています。仕事ではまだ関わっていない方とおしゃべりしたりコミュニケーションできる場になっているのでありがたく、任意参加ですが毎日参加しています。

インプット過多と焦る気持ち

最初は、とにかく情報量が多く、インプットした情報を処理しきれずオーバーフローしていた感じでした。
また、Slackで起きていることを理解してついていこうとしてキャッチアップしきれず、焦る気持ちが募っていました。

少しずつ、インプットした情報を自分用のドキュメントなどに記録を残すことで、消化不良感は和らいできた気がします。
また、Slackで起きていることへのキャッチアップについても、「Slackで起きていることのすべてをハンドリングすることはできないので、緊急度・重要度を鑑みて、対応すべきことをトリアージしていけるようになっていくと良い」というアドバイスをいただきました。本当にそうだ、と深く納得しました。そうできるように修行中です。

小さくチャレンジしてみたこと

入社してから、いくつか小さくチャレンジしてみたことです。

  • 誰かやってみませんか?と聞かれていたタスクに手を挙げてみた
    • やり方がわからなかったので、教えていただきながら取り組みました
  • minne の Weekly SRE 会 への参加
    • 毎週、定期的に minne の SREの方が SLO/SLI をレビューしたり情報交換したりする会を開催されていて、見学で何度か参加させてもらっていて、勉強になっています
    • 前職で、定期的に New Relic のダッシュボードで機能ごとのエラー率を眺めるということをしていたので興味がありました
  • アーキテクチャ説明会
    • 開発環境構築をしていて、各リポジトリの役割やインフラ構成がよくわからず、Web エンジニアの夕会で相談してみたところ、昨年に一度、アーキテクチャ説明会を開催したので、新しいメンバーも多いのでもう1度やると良さそう!とアドバイスいただきました
    • 開催の呼びかけをシニアエンジニアの方がしてくださったので(感謝!)、参加したい方の日程調整をして、詳しい方に説明していただきました、全体像がつかみやすくなってありがたかったです・・!

これから

今は、コードを読むペースも遅くレビューにも時間がかかり、インシデントなどが起きても、動き方がわからない、どこを調べるべきかわからないなどなど、力不足を痛感する日々です。
一方、あたたかい言葉を投げかけていただくことが多く、とても心が軽くなります。

前述のWeb エンジニアの夕会で、入社して日が浅めのメンバーはみなさん多かれ少なかれ、そうした焦るような気持ちがあるということを共有できた日がありました。自分だけではないのだと安心しました。少しずつ貢献できることを増やすために、今は足固めの時期と思って、地道に、少しずつできることを広げていこうという気持ちでいます。
また、Webエンジニア以外の他の職種の方や、異なる事業部の方のことも少しずつ知っていきたいなと思っています。

数ヶ月後、入社したてはこんなこと思って焦っていたな、と笑いながらこの記事を読み返せるようになっていれたらいいなと思います。
これから少しずつ、貢献できるようにやっていきたいです。